☆散歩道☆

「Don't be afraid...」

周りの声が怖かった
周りの視線が痛かった
周りの輪に入りたかった

人が怖くて 自分が臆病で
いつも外から眺めているだけだった
暗い部屋の扉の間から
ただ見ているだけだった

それは閉ざしてしまった心の俯瞰の景色
決して触れられることはなく 触れることすら出来ない世界
どれだけ手を伸ばしても むなしく空を切るだけで
自分には決して手にすることは出来ないものだと思っていた

本当は ただ一緒に笑いたいだけで
    ただ一緒に泣きたいだけで

笑うことすら出来ず ただ
独りで泣いていた
それはあまりにも寂しく
この胸をきつく締め付ける

時が傷を癒してくれると
ただじっと身を縮めて
肩を抱いてうつむいていた
孤独を選んだと
嘘をついて

でも 僕たちは一人じゃない
どれだけ罪を犯しても
どれだけ罪を着せられても
誰だって一人くらい
自分のことを見ててくれる人がいる

気づかないのは 
他人と触れ合うことに
ちょっと臆病だから

どれだけ惨めな姿になっても
手を差し伸べてくれる人はきっといるから

弱いことは嫌われることじゃない
痛みを知る心は
誰かを癒せる力になる

自分を信じて・・・

Don't be afraid...


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